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2021/06/15
世界を驚かせた日本の建築物
皆様こんにちは(・ω・)松永建設です!
今夏の東京五輪、パラリンピックは海外からの一般客の受け入れをやめて開催する方向になりましたね。
たくさんの観客にお披露目できるはずだった隈研吾氏が手がけた新国立競技場、『杜のスタジアム』は木をふんだんに使用した、美しい競技場です。
また、日本には丹下健三氏が設計したことで有名な国立代々木競技場や香川県庁舎もあります。
この二人の設計で共通している点は、日本の伝統美を取り入れ融合させている事ではないでしょうか?
香川県庁舎はシンプルなコンクリート打ち放しですが、あの清水寺の舞台を支える木組みに似ている造りです。
外壁を前に出さずに、庇(ヒサシ)と縁を張り出させるデザインも日本の寺院建築が得意とする手法ですし、等間隔で並べた縦長の断面バルコニーの小梁は五重塔の深い軒を支える垂木のような印象を与えたかったそうです。
また、新国立競技場には視界をさえぎる柱が一切ない事が話題になりましたが、実は、国立代々木競技場の屋内も柱が1本も使われていない事をご存じでしたか?
代々木競技場で味わえる、選手と観客を一体化させるあの無柱の開放感は、2本の支柱と2本のケーブルで屋根を支えた吊り構造という方法で実現しています。
この曲線(反り)は、単純になりがちな外観を、美しく伝統的な形で表現する事を可能にするのでお寺の屋根や、お城の石垣などにも使われています。
世界を驚かせた建築物でもある、二代巨匠が作った新国立競技場と代々木競技場は今後もたくさんの方に見ていただきたいですし、夢を持った選手達の希望の場所でもあり続けてほしいものです。
家づくりに携わる一人として、住む人だけではなく携わる設計士や職人たちの想いが集結したものであると感じ家づくりそのものに、大切に取り組ませていただいています。
家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方はお気軽に松永建設までご相談ください( ^o^)ノ